z_e_l_l_eはイタリア・ローマ在住のマウリツィオ・マルトゥシエロと
ニコラ・カタラー ノによるサウンドデザイン・ユニット。
本作「rjctd :: nw」は、2年振りに発表されるセカンド・アルバムです。
彼らの特徴は、サウンド・アートの領域からも大きく注目を浴びた
前作「nth」(LINE)でも印象的だった、
全編を覆うクールでミニマルなデジタル・サウンドの質感。
本作では、それらをより高い精度にブラッシュアップさせ、
かつメロディックなテクスチャーを断片的に取り入れることで、
微弱ながらも一層の深みを増した静的な空間を作り上げています。
これは彼ら自身の音楽的な発展を意味すると共に、
独特な発達を遂げてきたグリッチ/クリックス&カッツ/
マイクロ・サウンドといったポスト・デジタル・ミュージックの
領域を拡張し超越する、新たなアートフォームの可能性を明示するものです。
[credits]
composed by nicola catalano and maurizio martusciello (martux studio, 2000-2001,
rome)
special thanks to tetsuro yasunaga and all at cubic music/cubicfabric
thanks to mitchell akiyama, richard chartier, taylor deupree
maurizio martusciello uses reaktor and bitsteam pro
(special thanks to andrea fortuna, fabio gionfrida, silvio relendini)
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