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V.A.
lib.
-cubicfabric conpilation-
cubicf01
CD
July 2003


Total Time 62m36s
01. z_e_l_l_e - tief herz
02. minamo - listening
03. motion - been and gone
04. tu m' - watching your shoes
05. toshimaru nakamura - preset #01 (nimb#22)
06. masahiko okura - false surfer style
07. yoshio machida - rain exposure
08. aero - as is
09. kazumi namba - our hands
10. alejandra and aeron - puppies, grandma and juanita


[artists]

z_e_l_l_e
イタリア在住のマウリツィオ・マルトゥシエロとニコラ・カタラーノによる
サウンドデザイン・ユニット。01年にLINEよりリリースされた
デビューアルバム「nth」は、微細なサイン・ウエーブと
ピュアなホワイト/ピンク・ノイズを基調としたマイクロ・サウンドの
イデア的内容で高く評価された。マウリツィオはドラマー、
作曲家として多くの作品を発表しており、ニコラも世界各国の
エクスペリメンタル・ミュージックを中心に紹介する音楽評論家として
メディアでも活躍している。
03年夏にはセカンド・アルバム「rjctd::nw」をfabric.よりリリース予定。

minamo
99年杉本佳一と安永哲郎により活動開始。
後、岩下祐一郎と笹本奈美子が加入し、
インプロヴィゼーションを主体としたスタティックな
エレクトロ・アコースティックを奏でるユニットとして
活動を続ける。旺盛なライヴ活動は、日本国内をはじめ
アメリカ、ドイツ、ベルギーなどでも展開している。
最新アルバムはブルックリンのレーベルapestaartjeから
リリースされた「beautiful」。

motion
UK在住のクリス・クードによるソロ・ユニット。
FatCatリリースのマトモスとの12インチスプリットから、
自主制作の限定CD「pictures」を経て、12kよりリリースの「dust」まで、
スロウでロービットなサンプリングが特徴的な、暖かみのあるサウンドを
一貫して追及している。曇ったノイズの向こうから
微かなメロウネスが覗く彼の作品群にラブ・コールを送る者は少なくない。

tu m'
イタリア在住のロッサーノ・ポリドーロと
エミリアーノ・ロマネッリのデュオ。
98年の結成以来、多くの音楽家から提供された音源を抱える
MP3サイト「tu M'p3」や、CD-Rレーベル「Mr.Mutt」など、
独自の活動を広く展開する気鋭のアーティストとして知られる。
ジェイスン・カーンのレーベル「cut」から発表された
初のCD作品「.01」以降、グリッチやエラーをポップな解釈で調理した
シニカルながらも親しみやすい作風が、徐々に注目を集め出している。

toshimaru nakamura | 中村としまる
外部音源を入力しない、ミキサー内部のフィードバックを
コントロールする「ノーインプット・ミキシング・ボード」演奏の
パイオニアとして、日本だけでなくヨーロッパを初めとした
海外のメディアやフェスティヴァルで非常に高い評価を
獲得している音楽家。即興音楽のフィールドの中心部で、
数多くの演奏家との共演にも旺盛に取り組んでいる。
ソロ最新作はcubic musicからの三作目「vehicle」。

masahiko okura | 大蔵雅彦
サックス、バス・クラリネット奏者。
ニューウエイヴやダブ、ファンクなどをバックグラウンドに、
主にフリージャズのフィールドからキャリアをスタート。
以降、多くのバンドやセッションへの参加を経て、
現在は呼吸とオブジェクトとしての管楽器にフォーカスを当てた
スタティックかつデリケートな演奏様式に着床している。
Improvised Music from Japan10枚組ボックスセット以来の
ソロ音源となる提供曲は、バス・クラリネットのみをソースに
最小限のエディットを施したもの。エレクトロニクスと聴き紛う響きに驚かされる。

yoshio machida | 町田良夫
フィールド・レコーディングやスティール・パンを発展させた
自作楽器「アモルフォン」などを用いた音楽作品や、
印画紙を用いた平面作品「フォトバティック」など、
マテリアルとプロセシングの関係性を着眼点に記憶や響きを
テーマにした独自のアートフォームを追及するアーティスト。
アモルフォンでの即興演奏をMAX/MSPを通して変調させる
ユニークなライヴ・パフォーマンスが東西ヨーロッパを
始めとした世界各国で高い評価を獲得している。
現在、softl musicからリリースされた「Hypernatural #2」に続くアルバムを製作中。

aero
ブルックリンを拠点に、注目の高まるレーベルapestaartjeを
運営するキーン・ホルトカンプのソロ・ユニット。
たおやかなドローンを得意とする彼の作風はいずれも、
その製作環境がコンピュータ・ベースであるにも関わらず、
どこかオーガニックで暖かい印象を与える。
間もなくセカンド・アルバム「rises and falls」をapestaartjeから発表予定。

kazumi namba | 南波一海
清涼で高質だがどこかシニカルなポップスが一部で支持を受け、
くるり等からもラヴ・コールを受けるユニット「口口口(kuchiroro)」の
中心メンバーであり、オンラインCDショップ「ontonson」の運営もこなす南波の、
ソロとして初めての音源。サンプラー・プリセットのサイン・ウェーヴを音源に
展開されるシンプルながらも確かな美学は、既にライヴでの高い評価で証明されている。

alejandra and aeron
アレハンドラ・サリナスとアーロン・バーグマンは、スペイン・バルセロナを
拠点とするレーベル「Lucky Kitchen」の運営で知られる。一方で、
自らもサウンド・アートの分野で注目と評価を獲得しており、
「エレクトリック・フォークミュージック」を主題に、
フォークロアのエレメントとエレクトロ・アコースティックを
絶妙に融和させた独自の作風を確立している。
提供曲の素材はアレハンドラの実家でのフィールド・レコーディングが
ベースになっており、彼女の祖母や飼い犬などが共演者としてクレジットされている。

vinnie ray
本コンピレーションのジャケットに印象的なグラフィックを提供しているのは、
ニューヨーク在住のアーティスト、ヴィニー・レイ。人々が胸に抱く
繊細なメンタリティやソウルへのささやかな祝福をテーマに、
都市の街頭を旗で埋め尽くす「Celebration」や、
音楽を聴く喜びをグラフィカルに表現した「Sonic Fossil」、
「Listening」などの作品群で知られる。音楽からの影響と、
パブリック・スペースとインナー・スペースの両面に向けられた視座とが、
常に彼の作品に反映される象徴的な主題となっている。




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